取り組み対応②

■知的障害の場合

知的障害という言葉を聞いたことある人はたくさんいらっしゃると思いますが、具体的にどのような症状かというのは理解していない人もいると思います。
知的障害というのは発達の時期に知的な機能障害によって認知能力が贈れた場合に診断され、自閉症スペクトラムやダウン症など様々な要因があって知能に遅れが出る障害です。
知的障害は乳幼児期には気づかれにくく、幼稚園や小学校に入ってわかる場合もあります。知的障害は見た目ではなかなか判断しにくいため、専門の療育センターやクリニックで行われる発達検査などおこなって調べます。

勿論知能指数(IQ)だけで決められるものでもないので、適応能力という自立の力やコミュニケーション能力なども関係してきます。
医療機関では成育歴などを保護者から聞き、行動観察なども行って総合的に診断することもあります。
知的障害にはIQの数値と生活能力a~dという四段階に分けて総合的に判断されます。

◎最重度知的障害
IQはおおむね20以下で、言葉の発達がなく、叫ぶなどの発音にとどまります。まわりの人の判別が難しく、常に介護や保護が必要です。

◎重度知的障害
IQはおおむね20~35で、運動能力や言語能力が他人と比べ遅れ、身の回りのことを自分でこなすことが困難で、保護や介護が必要になります。

◎中度知的障害
IQはおおむね35~50で、言葉の遅れや運動能力が他人と比べ遅れが出ます。日常生活での自立はできることもありますが、他の人のサポートが必要になります。

◎軽度知的障害
IQはおおむね50~70で、食事や着替え、トイレなどの日常の自立はできることが多いです。言葉の発達がゆっくりで大人になっても小学生の学力となることもあります。

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